難燃材料研究会について


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難燃化の背景


難燃技術のはじまりは、木材の難燃化を起源とし、ローマ時代前といわれています。その後の近代難燃化の歴史は「繊維の歴史」に他ならず、
1786年フランスの劇場火災から端を発し、繊維の難燃化が開始され、18世紀にゲーリュサック、19世紀はWilliam Henry Perkin20世紀にアメリカ空軍が、研究し、現在の難燃技術の筋道を築きました。

難燃化の目的

難燃化とは、家財や装置などを燃え難くすることにより、着火してしまった「財」そのものの延焼を遅延させるとともに、他財への「もらい火」を防止することを目的としています。現在年間の火災件数は過去5年平均で、約6万4千件、犠牲者は約2千人(3.11震災を除く)となります。その大半がお年寄りと幼児であり、犠牲者は社会的弱者に偏ります。解決手段の一つとして、高度な難燃材料を開発することにより、火災の危険性を減少させる社会的意義の大きい技術であります。

研究会の目的 

難燃材料研究会は、日本で唯一の難燃材料を取り扱う研究会として、1996年に発足致しました。目的は、難燃技術、及びそれらの周辺技術を共有化し、かつ研究することで難燃技術基盤向上を目指すことです。この技術レベルを世界に冠たるものとし、それを普及することで国民の生命、及び財産に対してダントツの火災防御率を確立することを目的とします。その活動を下記のとおりです。

1、技術情報の共有化(製品紹介、学術研究、規制、環境)

2、難燃技術の研究(燃焼現象等のメカニズム、新分野)

3、会員相互交流(シンポジウム開催、書籍発行)



 

●研究分野:
難燃理論,難燃現象実験学,燃焼現象と発煙,難燃剤,難燃性高分子, 難燃材料の配合,難燃材料の成形,難燃性測定方法の進歩と問題点,難燃評価と規格,難燃材料の用途展開,難燃材料のリサイクル,難燃材料と環境・資源・規制                              


●会 員 数:約500名, 参加企業:約250社(2013年現在)


●難燃材料研究会の組織,スタッフはこちら